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Vol.22 サンモトヤマ ~茂登山長市郎氏、茂登山貴一郎氏

2013年8月7日更新

鋭い感覚を持つお客様に先んじるため、常に新ブランドを発掘する

──貴一郎さんはフレンチスクールからフランスの幹部養成学院に入学され、帰国後「サンモトヤマ」に入社。2007年、社長に就任されました。

私は日本の義務教育を一切受けていないんです。これは「これからは外国語ができて当たり前。お前は文化を理解できる人間になれ」という、父の考えから。たまに周りから“変な日本人”と言われますけどね(笑)。社長になって実感したのは、銀座で商売を続けていくことと、伝統を受け継いでいくことの重みです。前任者は義理の兄なのですが、片方で父のいうことを聞きながら、もう片方でしっかり算盤を弾いていました。美しく価値ある物を販売してお客様に満足していただくという「サンモトヤマ」の理念と経営を両立させるための努力は、相当のものだったと思います。

──かつての「サンモトヤマ」は著名人のサロンのようなお店だったそうですが、客層は変わりましたか?

最近は年齢、性別、職業、国籍に関係なく、感覚で商品を選ばれるお客様が増えましたね。それも、膨大な量の情報量を背景にした、確かな商品選びができる感覚です。昔は外国から商品を持ってくれば何でも売れた時代があったのでしょうが、今はそんなことあり得ません。売る方にお客様の上を行く感覚がないと、この商売は難しい。天下の銀座と言えども物はあふれていますし、周辺には同じ商品を扱う店がたくさんあります。大切なのは、お客様に喜んでいただくために何をセレクトするか、飽きさせないためにどんな売り方をするか、だと思います。

2F レディスブティック

──近年の「サンモトヤマ」はアジアや日本の商材、更には椅子などの家具も扱っていますね。今後の方向性について教えてください。

今の時代、父が扱っていたような大きなブランドは、そう簡単には出てこないでしょう。一方で、海外には自分でブランドを立ち上げる若いオーナーが増えています。必要なのは、そうしたオーナーたちに早くからラブレターを送ること。彼らは見本市にコレクションを出品することも少ないので、つてがないと接触するのが難しいんです。人目に触れる前に、いかにしてうちのお客様に満足していただけるブランドをキープするか。それが重要だと考えています。アジアの商材は、商品というより素材ですね。既にかなり良質なファッション素材ができています。今後は商品化するところまで持っていきたい。また北欧の椅子などのインテリアを扱っているのは、商売の新しい発想を形にするため。これからは物を売るだけでなく、物を通じて共感や共鳴の輪を広げていきたいと考えています。

B1 インテリアブティック

──変化を続ける街、銀座。これからどう変わっていくでしょう?

街を変えていくのは、そこで仕事をする人。仕事をする人が銀座のために何かをしたいという気持ちを持たないと、銀座は良い方向に変わっていかないと思います。そのためには、まず自分が元気にならないと。伝統を守りながらも時には壊す勇気を持ちながら、自分の道をしっかり見定めて歩んでいきたいですね。

※本記事の内容は公開当時のものです。現在と内容が異なる場合があります。

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