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Vol.22 サンモトヤマ ~茂登山長市郎氏、茂登山貴一郎氏

2013年8月7日更新

商人(あきんど)の原点は、「飽きない、飽きさせない」こと

──1964年、銀座の並木通りに本店をオープンされました。並木通りには会長の強いこだわりがあったそうですね。

その前に、店は有楽町から日比谷の三信ビルへ移転していましたが、商売するならやはり銀座。それで、まず支店を銀座のみゆき通りに出しました。将来、本店をどこにするかずっと考えていたところ、並木通りに朝日新聞のビルが新築中との情報。私はそれまでは「やはり一流の商品を売るのは一流の場所でなければならない」と信じていますから、どうしてもそこに店を出したかった。テナントは大方決まっていたようでしたが、たまたまビルのオーナーの方が大事な私のお客様でしたので無理にお頼みして運良く入店することができました。その頃の並木通りには銀行や酒屋くらいで、ほとんど店らしい店がなかったのです。しかし私には、将来この通りが必ずロンドンのボンド・ストリートのような高級ショッピングストリートになるという直感がありました。通りは、車が通れるだけの充分な幅もある。歩道と車道もしっかり区別されている。良いお客様が集まる条件が揃っていたのです。

1964年(S39)
お客様をお迎えする茂登山長市郎

──「サンモトヤマ」はブランドの卸販売ではなく、小売りに徹しておられます。その理由は何でしょう?

たぶん私は根っからの“商人(あきんど)”なんですよ。事業を大きくすることにはあまり関心がありませんでした。それより良い人たち、文化人たちにあって、美しいファッションや美味しい食べ物の話をしたり、聞いたり、そして、お客様とお付き合いをして、喜んでお買い物をしていただきたい。商人の原点は、やはり「飽きない、飽きさせない」ことだと思います。セレクトショップに並べる商品を選ぶのは、オーナーですよ。オーナーの個性で全てが決まるから、自分もお客様も飽きることがない。別の言い方をすれば、それは「オヤジのいる店」。オヤジがいるところに店の魂があるんです。そんなオヤジをひやかして楽しむのが銀ブラ。買い物より、実はこっちの方が楽しい(笑)。私は今までもこれからも、オヤジであり続けたいと思っているんです。

現在のサンモトヤマ 銀座本店
2F レディスブティック

──高級ブランドの直営店とファストファッションの店舗が林立する現在の銀座。会長の目にはどのように映りますか?

どんなに栄えていても、今までの銀座はあくまでも「日本の銀座」でした。今はその銀座が「世界の銀座」になるまさに転換の時期だと思います。世界中のブランドはずっと銀座に直営店を出すことを狙っていました。でもあまりにも土地が高すぎることと、当時は売り手もいなかったので手に入れることができなかったのです。ところが90年代のはじめにバブルが崩壊して以降、急激に銀座に進出することが出来るようになってきた。彼らは銀座に店を出せば、それがブランドの名を上げる広告塔になることをよく知っていました。世界的な街になる一方で、今の銀座に欠けているのは若い人を呼び込む力。だからこれからの銀座にとっては若者のファストファッション店も大歓迎。彼らも銀座には立派な店を出しています。彼らだって、段々と銀座の街の品格を理解し、それに沿って変化していくはずです。彼らの商売のやり方、世界の人々や若い人たち、いろんな要素を受け入れていくことで、銀座はこれからもさらに大きく発展していくことでしょう。

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