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Vol.11 東京鳩居堂 ~熊谷道明社長

2012年2月29日更新

街は共有財産──この意識が銀座の繁栄を支えている

──銀座に店を出されてはや130年余り。熊谷社長にとって、銀座はどんな街ですか?

鳩居堂が店を借り物だと捉えているように、銀座の商店主さんたちも皆、ここを自分の土地だとは思っていないのではないでしょうか。だから自分さえよければいいとは考えないし、この街をよくするために、進んで力を貸そうとする。つまり私たち商店主にとって、銀座は共有財産なんですよ。もっと拡大して言えば、お客様にとっての共有財産であるかもしれません。そのくらい大切で貴重な街だということです。銀座にはさまざまな会組織がありますが、イベントにはどの会のメンバーも積極的に参加しています。商店主がボランティアにこれほど熱心な街は他にないと思いますね。

──海外ブランドやファストファションのショップがこれだけ増えても、銀座の価値は変わりませんか?

確かに街の様子は変わりましたが、銀座が昔から持っているある種の敷居の高さは昔から変わっていません。その証拠に、今でもTシャツ短パン姿で歩いている人を見かけることはまずないでしょう。正装とまでは言いませんが、銀座は人前に出て恥ずかしくない格好で行かなければ、という気持ちにさせる街なんです。もちろん、これは良い意味での敷居の高さであって、店を出す側にとっても同じことが言えます。いわゆる“銀座フィルター”を通った店しか、この街には残れない。銀座が求める形に変化できる店が生き残り、そうでない店は撤退してゆく。新しくやって来た商店主さんもそのことをよく分かっているから、銀座の伝統を尊重し、銀座が求めるものを受け入れるのです。

──鳩居堂さんもまた、遠い昔にこのフィルターをくぐったんでしょうね。

そうだと思います。考えてみれば銀座は不思議な街ですよ。日本有数の巨大なショッピングエリアでありながら、そこかしこに小さな商店街のような親しみやすさが残っている。街を歩いていると、顔なじみの商店主さんとひょっこり出くわして挨拶することもしょっちゅうです。皆さん、銀座フィルターをくぐって今に至り、銀座という共有財産を大切に守り続けている。街を愛するその気持ちが、銀座の価値を更に高めているのかもしれません。

※本記事の内容は公開当時のものです。現在と内容が異なる場合があります。

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