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Vol.10 三共カメラ ~細川米市氏

2012年1月24日更新

「山で鯨は釣れない」から、育ててもらった銀座に出店

──1957年に現在の三共カメラを創業して独立されました。やはり自分の店を持つことが夢だったのですか?

そうですね。バックアップしてくれる人がいて、最初は渋谷に共同で店を持ったのですが、これが上手くいかなかった。渋谷と銀座では客層が全く違うんですよ。日本製が増えたとはいえ、カメラはやはり高額商品。お客様もハイクラスな層が中心でした。銀座に行くしかないかなとも思いましたが、世話になったカツミ堂さんと同じ場所で商売をしていいものかどうか、踏ん切りがつかなかった。しかしその頃、ある人から「細川、山で鯨は釣れないぞ」と言われましてね。商売をやるならお客様の集まる場所でやるしかないという意味です。この一言で決心がつき、現在の店舗を借りて三共カメラを創業しました。当時は新製品の商売が中心でしたから、競合店との値引き競争が激しくてね。開店してしばらくはなかなか大変でした。

──その後、銀座のカメラ店は新製品ではなく中古カメラの販売にシフトしていきますね。

1970年代に入ると量販店による低価格販売が増えてきて、銀座の小売店は太刀打ちできなくなってきたのです。量販店とは違う形で商売をしなければなりません。一方、同時期に輸入規制の緩和が実施され、ライカやローライなど海外の高級カメラを輸入しやすくなったのです。銀座のカメラ店が中古カメラの販売に変わっていったのはこれがきっかけですね。でも輸入カメラも値崩れが発生したので、同業者間でなんとかしようと話し合いがもたれることになりました。その結果1972年に設立されたのが、現在も続いている「I.C.S 輸入カメラ協会」。発足時は10社程度でしたが、今は18社が加盟しています。

──細川社長はI.C.Sの会長を務めておられます。お忙しいなか、今も買い付けのため頻繁に海外へ行かれるそうですね。

ええ。昔は海外のオークションに参加して掘り出し物を手に入れていました。英語やドイツ語を一生懸命勉強しましたよ。中古カメラには昔から熱心な愛好家がたくさんいましてね。世界中で市場が確立されているんです。かつては、買い付けたことをお客様にお知らせすることもできないほど売れた時期がありました。お得意様に入荷を知らせると、「全部売ってくれ」と言われる(笑)。数が限られていますから、貴重なコレクターズアイテムになっているのです。うちは特に宣伝もしていませんが、口コミに助けられている面はありますね。海外で高級カメラを手に入れた方が他店に薦められ、レンズやフィルターを求めて来店して下さる。ありがたいことです。

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