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Vol.9 銀座 雨竹庵 ~森前誠二氏

2011年12月28日更新

個人の人間力が問われる盆栽だから、銀座を選んだ

──銀座に店を出したのはなじみがあったからですか。それとも他に何か理由が?

銀座で働いていている時から思っていました。盆栽は日本の文化だ、日本が世界に誇れる芸術だと言われているのに、なぜこの銀座に独立した店舗が一軒もないんだと。画廊は山ほどあるのに、不思議じゃないですか。それまでの常識では、盆栽を売るのは盆栽園と決まっていました。私が務めていた銀座の盆栽店も百貨店の屋上にありましたからね。でも盆栽園は、道行く人と顔を合わせることがありません。私は愛好家だけでなく、通りを歩いている普通の人に本物の盆栽を見て欲しかった。求めていたのは盆栽園ではなく、盆栽店。だから店舗を選ぶ時、通りに面した1階にあることが絶対条件だったんです。

──出店にあたっては他の地域も検討されたそうですね。

候補は3つあったんです。日本橋、表参道、そして銀座。日本橋は商業発祥の地で大変いい街なのですが、今はビジネス街になっています。個人的な意見ですけど、名刺で仕事をされている方々は意外に盆栽との関わりが薄いんですよ。盆栽は個人の人間力がないと話が合いません。逆にユニークな人や自由な人が集まるのが表参道。盆栽に興味を持つ人も多いんですが、ちょっとおしゃれ過ぎる傾向がある。対する銀座は、全国からセンスの良い人が集まる街。私はそんな光り輝くエネルギーを持ついろんな人たちと、盆栽を通して出会いたかったんです。開店したのは1997年。街行く人にいちばん古くていちばん新しいものをお見せしよう、そう心に決めてスタートしました。

──開店後は盆栽を通じた新しいビジネスを始められたとか。

それまで商売としての盆栽は、作って、コレクションし、販売するというビジネスが主体でした。私が思い付いたのは盆栽を"見せる"ビジネス。料理人の道場六三郎さんが銀座に作った「懐食みちば」がきっかけです。道場さんは、「日本料理は四季を愛でながら楽しむもの。銀座で庭を持つのは難しいので、入れ替えできる盆栽を飾りたい」とおっしゃいました。最初は買うというお話だったんですが、私は反対したんです。年中飾れる盆栽を5本維持するには、300本の盆栽を手元に置かなければなりません。個人で管理するのは到底無理です。ならば店も近いことですし、お貸ししましょうと。もう10年以上のお付き合いになります。これが縁で他のお店にもお貸しすることが増え、百店会にも入れていただくことになりました。

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