商売の難しさはそれほど変わりませんが、銀座のお客様はものが分かっていらっしゃる方が非常に多いですね。いろいろなお店のお菓子を食べ尽くしておられる方も珍しくありませんから、商品を見る目はかなり厳しい。でも同時に、売り手を優しく育ててくださる面もあります。だから販売員は、分からないことは正直に分かりませんと言って、お客様に教えていただくという姿勢も大切。長途半端な知識を持ち出したら、教えていただくこともできなくなります。正直に、真面目に。これがプロとしての接客の基本。外から見ると何気ない販売の現場ですが、銀座のお店にはどこか緊張感があるんですよ。