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Vol.1 松崎煎餅 ~松崎宗仁 社長

2011年5月11日更新

銀座の本質は、変化を厭わない懐の深さ

──銀座に出店し、銀座のお客様に育てられたことも松崎煎餅ならではの個性ですね。社長にとって銀座はどんな街ですか?

交通は便利ですけど、私にとってはうるさく騒がしい街でした。決して住み心地の良い街じゃなかったんです。銀座は"洗練された大人の街"とよく言われますが、この地で生まれ育った私にとっては、あくまでも生活の場。子供の頃、父親はステテコ姿で表を歩いていましたからね(笑)。38歳の時に銀座から離れたんですが、それまでは、いわゆる"銀座スタイル"を意識したことがなかったんです。でも外から銀座を眺めてみると、この街の特徴がよく分かりました。それは、「安心して買い物ができる安全な街」だということ。子供の頃の私がひとりで街を歩けたのも、それが理由だったんです。

──どの街も時代と共に変化しますが、銀座はそこに独特のルールがあるような気がします。

銀座は新しいものをどんどん取り入れながら、現在の姿を作ってきた街。入ってくるものをそのまま受け入れ、出て行くものは追いかけない。そんな空気があるんですよ。
その結果、この街を気に入ってここに住み、ここに出入りする人が、いわゆる銀座スタイルを形づくってきたのでしょう。銀座に店を出す立場からすれば、伝統にこだわりすぎると新しい人が入ってこなくなるし、新しすぎても街の中で浮いてしまうことになる。銀座に流れる独特の時間を読みながら商売をしている感覚ですね。


200年の伝統に裏打ちされた松マークの暖簾。

──その感覚が煎餅づくりにも活かされているのでしょうね。

新しい商品を開発するのはなかなか難しいんですが、私が提案したいのは、煎餅の新しい食べ方、今までになかった楽しみ方なんです。
例えば、いつもお召し上がりの煎餅にブルーチーズやカマンベールチーズを載せてみて下さい。意外に思われるかもしれませんが、これが結構いけるんですよ。
私が子供の頃、食卓に煎餅やあられの粉を入れた缶がありましてね。これを御飯にかけて食べていた。醤油の香ばしさが温かい御飯によく合うんです。

煎餅とチーズの組み合わせも、発想の原点は同じです。煎餅はこういうものという固定観念を取り去れば、新しい展開が見えてくる。伝統を守りながらも、新しい要素を積極的に取り入れていく。そのバランスが大切なのです。うちの店が銀座にあってよかったと思いますよ。なぜなら、変化を厭わない懐の深さがこの街にはありますから。


銀座紳士という表現がぴったりの松崎社長。

※本記事の内容は公開当時のものです。現在と内容が異なる場合があります。

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